女性のマスターベーションについて、正しい知識を教えて貰う機会がないですよね。そもそも、女性でもマスターベーションをするのは普通だということを知らない人も多いです。

貴女も、してもいいことなのかな?と不安に思いここへ辿り着いたかもしれません。もしくは、正しい知識を知りたい!と調べている最中かもしれませんね。ここではそんな貴女のために

・マスターベーションの種類
・マスターベーションの方法
・気を付けた方がいいことは?
・女性がマスターベーションをするメリット

などなど、女性のマスターベーションについての種類や方法、注意点、メリット等を詳しく解説していきます。読み終わった頃には正しい知識が身に付き、気持ち良くなる事ができる様になるはず!ぜひご一読くださいね。

マスターベーションは悪い事ではありません!

マスターベーションをする際に罪悪感を感じる女性は非常に多いです。まずお伝えしたいのは、女性にも性欲があるのは至って普通のことであり、それを解消するためにマスターベーションを行う事は何もおかしくないという事です。

性欲は三大欲求のひとつなので、健康であればあるほど湧き上がるのも当然の事です。後で説明しますが、むしろメリットばかりの行為なのです。罪悪感を感じる必要はありませんので、安心して行ってくださいね。

マスターベーションの種類

女性が行うマスターベーションの種類は主にクリトリス、膣、アナル、身体のいたるところにある性感帯、そしてそれらの組み合わせによるものです。クリトリスや膣は多くの人が気持ちいいと感じられるものですが、アナルや身体の性感帯は人によって感じ方が異なります。

ここからはそれらの場所や刺激の仕方について詳しくお話していきます。

クリトリス

クリトリスとは膣の上にある小さな突起の事をいいます。位置や大きさには非常に個人差があるため、鏡などを見ながら、M字開脚の姿勢で探すのがおすすめです。女性器を左右に開くとビラビラした皮があると思います。その左右の皮が合わさる位置に、ピンク色の丸っこい様なものがありませんか?

平均5mm~7mmのものですが、もちろんそれよりも小さい人、大きい人と様々です。クリトリスはとても敏感なので、刺激してみると慣れない内は痛かったり、違和感の方が強いかもしれません。しかし開発を進める内にだんだんと快感へ変わります。

実はクリトリスは生物学上、ペニスの名残と言われていて、刺激により硬くなったり膨張したりするんです。男性でいうところのいわゆる勃起ですが、女性もするなんて驚きですよね。しかもペニス全体に存在する神経が、数ミリのクリトリスに集まっているんです。その数はなんと8000以上にも及びます。かなり敏感である事がおわかり頂けたかと思います。

膣は、もちろんそれだけでも性感帯と呼べるものですが、膣の中には開発すると気持ちのいい場所が二箇所あります。ひとつめはGスポットで、ふたつめはポルチオです。

Gスポットの場所には個人差がありますが、膣口から2~3cmのところに存在する事が多いです。仰向けに寝転がり、手の平を上にして膣内に中指を挿入してみてください。そこから中指の第二関節が膣に入ったあたりで、くいっと第一関節の指の腹を曲げてみましょう。

優しく擦り付けるイメージで左右に動かすと、くぼんでいたり、ザラザラとした感触がありませんか?Gスポットはものがあるのではなく名前の通り場所なので、周りと質感の違う場所を探しましょう。

もしも見当たらない場合は、もっと左右に寄っていたり、奥の方にあったりもします。初めのうちは刺激し続けても尿意や違和感にしかならない場合が多いですが、時間をかけて刺激すると、快感に変わります。ここかな?という場所を重点的に刺激してみて、膣の濡れる量が増えたら、Gスポットを探し当てられていると言えるでしょう。

ポルチオとは、子宮口の付近にあり、子宮から飛び出た部分のことを言います。場所は膣と子宮を繋ぐ境目にあり、Gスポットと比べかなり膣の奥の方です。個人差はありますが子宮は膣から8~10cmほどの場所に位置している人が多く、中指を挿入した時の最奥にあたります。

コリっとしていたりプニっとしていたり、人によって触感は違えど、その周辺部分とあきらかに違う感触であればそれがポルチオです。初めの内は快感どころか、人によっては痛みを感じる事もありますが、開発していくと最も深いオルガズムといわれる快感を得ることができます。

アナル

アナル(お尻の穴)をいじる事に抵抗のある女性も多いでしょう。実際、いきなりモノや指を突っ込むものではなく、気持ちがいいと感じられる様になるまでは開発期間が必要です。

しかし、開発するにつれ膣よりも気持ちがいいという意見も出るほど、激しい快感を感じるのがアナルの魅力です。もしもクリトリスや膣などの刺激に慣れてしまったり、物足りないと感じ始めたら、開発してみるのもいいかもしれません。

身体のいたるところ

性感帯とは、何もクリトリスや膣などの分かりやすいところだけではありません。乳首を始めとし首、背中、耳、指、太ももなど身体の至るところが感じる部位、性感帯として開発する事ができます。

自分はどこを触られると気持ちがいいと感じるのか、手探りでいいので探してみましょう。また、最初から気持ちがいいと感じられなくても、くすぐったいと感じる場所は性感帯になり得るので、少しづつ刺激してみるのがお勧めです。

これらの組み合わせ

いくつかの性感帯を組み合わせるとオルガズムも別格です。クリトリスにおもちゃを当てながら膣内を指で刺激したり、またその逆も試してみましょう。もちろん下半身だけでなく、胸やその他の自分が感じるところを同時に愛撫するのもいいでしょう。

また、後述しますがポルチオオルガムは最初の快感が続いた状態で次の快感を得る、マルチオルガムが可能です。もしも興味があるならば、試してみても良いかもしれません。

マスターベーションの方法

それでは一般的なマスターベーションの方法についてお話していきます。女性が気持ちのいいマスターベーションをするコツは、何よりも心地よい気分で行うことですので、まずは自分の部屋など落ち着ける場所で試してみて下さい。

まずはリラックス

先述にもありますが、女性が気持ち良くなるのは、リラックスできる環境に身を置くことが最も大切と言っても過言ではありません。落ち着かない場所だったり、イライラしていては快感を得ることが難しくなってしまいます。

そのため最初はリラックスできる音楽をかけたり、好きな香りを焚いたり等の環境作りをしましょう。そしてその後は、アダルトビデオを見たり、官能的な文を読むなどし性的な気持ちを高めてみましょう。そうしてやっとマスターベーションをする準備が整います。

胸を触ってみよう

いきなり下半身へ手を伸ばすのは、あまりお勧めできる方法ではありません。まずは胸など、少しづつ気分を高められる場所から始めましょう。胸を触る時も、いきなり直に触れるのではなくまず服の上から刺激するのがお勧めです。気持ちがいいと感じる力加減で胸全体を愛撫してみて下さいね。

いよいよ直に触れるとなった際も、優しく触れる事を心がけましょう。乳首は第二のクリトリスと考えられており、多くの女性が感じやすい部位です。軽くつまんでみたり、転がしてみたりして気持ちがいい動きを掴んでいってみて下さい。

次はクリトリス

クリトリスを刺激する際も同様、まずは下着の上から軽くつぶしてみたり、指で挟んで揺らしてみたりなど心地よいと感じられる弱めの刺激を与えてみて下さい。だんだん気持ちがいいと感じられる様になったら、直に触れてみます。

クリトリスは非常に敏感な場所であるため、強い刺激をいきなり与えるのではなく、ゆっくり撫でつけたり押したりしながら、気持ちがいいと感じる方法を見つけましょう。

指をいれてみる

クリトリスへの刺激が充分にでき、膣が充分濡れたら指をいれてみましょう。膣内の性感帯はGスポットとポルチオがありますが、ポルチオは入口から遠い場所にあるため指での刺激は向きません。

Gスポットを開発するには、圧迫や細かい振動での刺激が非常に効果的です。指の腹で優しくゆっくり圧をかけてみたり、軽くタップする様に指を揺らしてみましょう。挿入した指の第二関節を支点にとし、3~4cm幅ほどで指先を前後に動かしてタップすると、程よい振動を与えられるのでおすすめです。指を折り曲げては伸ばす、という動作を一定のスピードで繰り返す様に心がけてくださいね。

玩具を使おう

マスターベーションには大人のおもちゃを使うのが最適です。特にポルチオは指ではなかなか届かない場所にあるので、おもちゃは必須です。クリトリスやGスポットは指で刺激してもいいのですが、大人のおもちゃはマスターベーションをするために作られているものなので、的確な刺激でオルガズムを感じやすくなります。

また、オルガズムには振動がとても効果的ですが、言わずもがな人間の動きよりも機械の方が細かな振動を生み出すことができます。勇気を出して取り入れてみると、また違った快感を味わえるかもしれません。

クリトリスにおすすめの玩具

クリトリスの刺激にはローターというアイテムとデンマというアイテムがおすすめです。

ローターとは主にクリトリスを刺激するアイテムで、ちいさな卵のような形だったり、楕円形のものが多いです。本体に内蔵されているモーターが振動する事により刺激を与えてくれます。サイズも控え目で見た目もシンプルなものが多いので、多くの女性がトイデビューに選んでいます。

デンマも主にクリトリスを刺激するアイテムですが、ローターよりも強い振動を与えてくれるのが特徴です。スティック状に丸いヘッド部分という形のものが主流で、サイズが大きいためクリトリスだけでなく膣全体を刺激するのにも向いています。

どちらのアイテムにも、振動の大きさを調節するダイヤルが付いていますので、自分が心地よい強度で当て続けてみましょう。

クリトリスオルガズムって?

そもそも、クリトリスオルガズムとはどの様なものなのでしょうか?いわゆる外イキという現象で、得られる快感は一瞬の花火や、電流の様だと例えられることが多いです。下半身にこみ上げてきたものが短時間でパッと散る様子をイメージしてみてください。もちろん個人差がありますが、クリトリスオルガズムを感じた後はシャキッと身体が元気に感じます。

Gスポットにおすすめの玩具

Gスポットの開発にはバイブレーターというアイテムが適しています。バイブレーターとは男性器を模した形をしており、振動機能が付いています。振動以外にもピストン機能(上下運動)やスイング機能(回転運動)などがついているものも多く、好みに合わせて組み合わせを選びます。

Gスポットへの刺激が好きな大人のおもちゃ上級者は、必ず持っているであろうバイブレーター。バイブレーターにはGスポット特化型というものがあるので、手っ取り早くオルガズムを感じる事ができます。

まるで本物の男性器の様な形をしたものから、全く大人のおもちゃには見えないもの。実際のインド人男性平均と同じくらいのサイズから、極端に小さかったり大きかったりするものなど、その種類は多岐に渡ります。自分にぴったりのアイテムを探しやすいです。

Gスポットオルガズムって?

Gスポットオルガズムはいわゆる中イキという現象です。Gスポットでの快感は、クリトリスで得られる快感よりも強く、持続時間も長いと言われています。最初は尿意として感じる事も多いですが、刺激を続けるうちに快感へ変わります。身体の内側からこみ上げてきたものが、じんわりと下半身に広がる様なイメージです。

ポルチオにおすすめの玩具

ポルチオにはディルドという大人のおもちゃがピッタリです。ディルドはバイブレーター同様、男性器を模したアイテムですが、その違いは振動などの機能がついていない事です。

まるで本物に見える様な再現度のものが多く、亀頭やカリの形、素材やサイズ展開なども非常に豊富なので、自分にピッタリのものを探し出せるでしょう。土台に吸盤の付いたものが多く、床や壁に固定して自分で動く使い方が出来ます。Gスポットの位置を把握さえしていれば、好きな角度や強さで調節しつつ刺激を与えることができるので、まさに開発向きのアイテムと言えます。

ポルチオオルガズムって?

ポルチオオルガズムはGスポットオルガズムよりも更に深く、持続時間も長いと言われています。そして全身で快感を得ることが出来るなんて声もあり、女性のオルガズムの中で最も気持ちいいという意見も多いです。感じ方は人それぞれですが、多くの人は腰周辺から快感が身体中に押し寄せ、膣や腰だけにとどまらず、頭のてっぺんから足の先にまで及ぶ感覚と言います。

そしてポルチオオルガズムの特徴は、何度も連続してイクことができるということ。最初のオルガズムが続いた状態のまま、次から次へと快感の波が押し寄せ、頭が真っ白になったり失神してしまう人も居るそうです。翌日になってもぐったりしたままの状態が続くという人も居るので、いかに深い快感なのかわかります。

アナルにおすすめの玩具

アナルは特に刺激しにくい場所であるので、指だけで開発するよりも、大人のおもちゃを使った方がスムーズに行えます。バットプラグやアナルパール、アナルディルドなど多くの種類がありますが、初めはバットプラグで少しづつ穴を広げていくのがいいでしょう。ものが挿入されている感覚を気持ちがいい、と感じる様になったら開発は成功です。

気を付けた方がいいことは?

正しい方法を用いれば良い事ばかりなマスターベーションも、衛生管理を怠ってしまったり、間違った方法を用いると危険です。ここからは正しい衛生管理の方法と、避けるべきマスターベーション方法について解説していきます。

衛生管理

主に膣周りへの刺激の際に気を付けて欲しいのが清潔な状態で行う事です。指で行う際は必ずしっかり手を洗い、また爪を短くしてからにしてください。大人のおもちゃを使う際は、直接性器へ挿入するものは特に、衛生管理をしっかりと行う必要があります。

使用後はすぐに洗浄し、風通しのいいところで保管してください。洗いきれておらず体液などが残っていていた場合、時間がたつにつれ雑菌が繁殖してしまいます。それらを再度使用し、膣内に入ってしまうと病気に繋がる可能性もあります。

そのため、使用時には必ず使い捨てのコンドームを被せてください。いちど使用したコンドームは必ず捨てて新しいものと交換します。更に本体の洗浄もすることで、確実に清潔な状態を保つことが出来ます。

間違った方法でしない

マスターベーションには、明確に正しい方法、間違った方法がある訳ではありません。しかし、セックスの際にオルガズムを感じにくくなってしまう様な方法はあるので、それを間違ったマスターベーションの方法として紹介させていただきます。

オルガズムを感じにくくなってしまう方法、それは特殊な刺激でマスターベーションをすることです。主にシャワーでピンポイントばかりを攻めるシャワーオナニー、脚をまっすぐ伸ばした状態でイク足ピンオナニー、角や床にクリトリスを摺り付ける圧迫オナニーなどがあります

どれも、実際のセックスで与えられる刺激とかけ離れてしまっているので、慣れると危険です。強い刺激や特殊な刺激にばかり慣れてしまうと、セックスで与えられる刺激ではオルガズムを感じられなくなってしまいます。そのため、あまりセックス時とギャップを生まない方法で行う事が大事です。

大人のおもちゃをお勧めするのは、セックスの際にパートナーと一緒に使えるからという理由でもあります。普段からマスターベーションで使っているおもちゃを用いれば、快感も感じやすいですよね。

女性がマスターベーションをするメリット

女性がマスターベーションをする事にはメリットが多くあります。ストレス解消になるのは勿論、安眠や美肌の効果が望めたり、感度のアップにも繋がるのです!

ストレスの解消

疲れているときに何故かマスターベーションしたくなる、という人は多いのではないでしょうか。実はマスターベーションをすると幸福感を感じさせてくれるエンドルフィンというという物質が分泌されます。

幸福ホルモンとも言われるエンドルフィンがストレスを緩和させ、リラックスした気持ちに繋がります。そのため疲れている時にこそしたくなるのは自然な事なのです。

安眠効果

マスターベーションにはなんと安眠効果もあるんです。マスターベーションをした後、オルガズムを感じた後は運動した後と同じような疲労感に襲われるかと思います。そうすると身体は副交感神経というものが優位になり、眠気を誘いやすくなります。

副交感神経の作用は主に心身を鎮静状態に導くものなので、深い眠りにつくことができる様になります。夜のマスターベーションは健康にもいいのです。

美肌効果

マスターベーションをすると、エンドルフィン以外にも女性ホルモンが分泌されます。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは肌内部のコラーゲンを増やし、肌にハリを与えてくれるので、その美肌効果は絶大です。

また女性ホルモンは美肌効果だけでなく生理不順や精神不安定の改善にもなる他、美髪やダイエット効果など多くの良い作用をもたらしてくれます。すごいですよね。

感度アップ

性感帯は刺激をして、気持ちがいいと思う回数が多くなるほど敏感になっていきます。また女性の性感帯は鈍感な場所が多いため、自分で開発しなければ、ずっとそこが気持ち良いのだと知らないままの場所が多いです。

マスターベーションをすることで自分の身体を詳しく知り、開発していくことができます。そのため日頃から自分の感じやすい場所がわかっていたり、快感に慣れている人の方がオルガズムも体験しやすくなってくるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。女性のマスターベーションには多くの利点があり、してはいけない理由などないとお分かり頂けましたか?正しい方法でマスターベーションを行い、自分の気持ちに素直になりましょう。