突然ですがいちどのセックスで、どのくらい体位を変えていますか?平均では3~4回という声が多いですが、その内容はつい彼任せになってしまっていませんか?

体位を変えるとペニスの角度が変わり、膣内に当たる場所も全く違ってくるので、女性にとって気持ちがいい体位というものは確実に存在します。ここでは

・押さえておきたい定番体位8選
・カーマスートラ体位5選
・セックストイも活用してみよう

などなど、すぐに実践できるたくさんの体位と、もっと気持ち良くなるための一工夫を紹介していきます!どうかご一読くださいね。

押さえておきたい定番体位8選

まずは、正常位や騎乗位などの定番のものに、少し工夫を加える事から始めてみましょう。いつもと同じ流れでも、ちょっとした工程を加えることで、けた違いに快感は増すのです!

他にも女性に人気の対面座位、男女ともに高い支持の後背位など合計8つの体位のやり方を解説していきます。

正常位

正常位は皆さんが最もよく行っている体位と思われます。お互いの顔が見えるので、安心感や幸福感を感じやすいですよね。脚を開き寝転がった女性に男性が覆いかぶさる形です。
まずは挿入後に腰を少し浮かせて、そのまま脚を開きます。重心のバランスがとれるので、そこからぐっと腰を持ち上げてください。この時点で通常の正常位よりも奥深くまで挿入できているので、ここからはM字開脚のままつま先立ちをしてみてください。腰の下にまくらなどを入れると安定します。男性がピストン運動しやすくなるうえに、奥まで届くので貴女の感度もアップします。

最後は正常位でフィニッシュを迎える際に使えるテクニック。脚を上げ、彼の肩に足首をかけてみましょう。そのまま彼の上半身を引き寄せ、彼が貴女に覆いかぶさる様な状態になってください。彼が倒れこんでくると、貴女の足も必然的に自分に近づくので、そのままふくらはぎで彼の首を挟みフィニッシュへ向かいます。彼との距離が縮まる上に、奥の方まで挿入できる体勢です。

騎乗位

騎乗位は脚を閉じ寝転がった男性の上に、女性が腰をおろす形。最も女性が優位に動ける体勢です。騎乗位の姿勢からそのまま腰を持ち上げて、膝立ちをしてみましょう。この時、下腹部に力を入れると膣が男性器を吸い上げる形になります。膝立ちした分、ふたりに距離ができるため彼にも腰を持ち上げてもらうと、抜けにくくなります。

そしてもうひとつは、騎乗位の前後運動をする時に使えるテクニックです。前に移動する時に少し腰を浮かして、後ろに移動する時は深く沈むイメージで腰を下ろします。前後運動と上下運動が合わさった様な形(乗馬するイメージ)になります。次に腰で大きく円を描く様に回します。この際は上下運動はしなくて大丈夫です。最後は最初と同じ乗馬の動きを繰り返します。少しのけぞってみてもいいでしょう。これは自分で感じているポイントを最も探しやすい体位になります。

対面座位

座って向き合った状態で、女性が男性の上にまたがり腰をおろす形を対面座位と言います。お互いの顔が見える上、奥の方までペニスが届きやすいので、女性からの人気が非常に高いです。また、女性が後ろを向き彼の上に腰を下ろせば背面座位にもなります。座位は騎乗位に続く、女性主体で動くことのできる体位です。

対面座位はなんといってもその密着度が特徴で、キスや胸の愛撫もしてもらいやすいです。オーソドックスに上下運動をして動いてみたり、後ろに手をついてグラインド(回転)させれば結合部が見えて視覚的にも興奮する事ができますよ。

立位

立位とは名前の通り、立ったまま行う体位の事です。男性と女性が向かい合わせになり、男性が女性の片足をしっかりと持ち上げ挿入します。膣の前から斜め上に向け挿入するイメージで行ってもらうとスムーズです。こちらは正式には対面立位というもので、男性が女性の後ろから挿入すれば背面立位となります。

もしかしたら、後ろから挿入する形の方がオーソドックスかもしれません。お尻を突き上げるため奥まで当たりやすいですし、壁などに手をつけば安定感もでます。どちらにせよ普段はベッドで寝て行っていると思いますので、がらっと雰囲気の変わる立位はマンネリ打破にもおすすめです。

鏡の前で姿を見ながらなど、視覚的にも様々なシチュエーションが可能ですのでオススメです。

後背位

四つん這いになった女性に後ろから男性が挿入する形である後背位は、支配されている感覚になり一定数の人気がある体位です。うつぶせに寝て行えば、寝バックにもなりますし、どちらも深い挿入が可能になります。

Gスポットという性感帯より奥にある、ポルチオという性感帯にも届きやすい体位なので、中イキをしてみたいと考えている女性には外せないでしょう。男性としても征服欲が満たされると人気の体位ですので、嫌がられることはないはず。挑戦したことのない人は、おねだりしてみましょう。

伸長位

伸長位とは、正常位の体勢で女性が脚をまっすぐ伸ばしたまま挿入する体位のこと。この利点はなんといっても、クリトリスが擦れる事でしょう。挿入しつつ外イキが可能ですし、男性への摩擦も強いため、擦れる感覚が好きな人であれば互いに興奮しやすいです。

また挿入自体は浅くなるので、射精までの時間は他の体位に比べると早くならないでしょう。そのため、早漏ぎみのパートナーを持つ人にもおすすめかもしれません。

背面座位

対面座位の様に男性に腰掛け、向き合わずに女性が後ろを向いた形が背面座位です。こちらも対面座位と同様、ペニスが奥まで届きやすいので、自分で好きな様に動かしてみましょう。

背面座位では後ろから抱きしめられる形になりますので、胸やクリトリスなどの愛撫をしてもらいやすいです。また、Gスポットやポルチオに当たりやすいので中イキもしやすくなります。少し難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦してみて欲しいです。

屈曲位

屈曲位は正常位を少しアレンジしたもので、女性が体を丸め、男性も通常の正常位より前かがみの姿勢で挿入する体位を言います。女性の膣が上を向くため、より深い挿入が可能になります。

身体が柔らかい人でなければ、少し女性側に負担がかかりやすいので、長時間この体位だけを続けるのはやめましょう。体位を換えるタイミングで少し挟むくらいだと、ちょっとしたスパイスになりいいかもしれません。それかふたりの気持ちが盛り上がってきた最後の方に組み込むのがおすすめです。

カーマスートラ体位5選

カーマスートラの存在はご存じの人も多いでしょう。古代から伝わるインドの性愛書ですよね。

古代インドでは、「ダルマ」「アルタ」「カーマ」が人生の三大目的でした。そんなカーマスートラの第二部にはセックスの体位についてなんと48種類も解説があります。

ここからはそんな中でも普段のセックスに特に取り入れて欲しい5つについてお話していきます。

Side-by-side clasping position

こちらは男性が女性の右側で並んで寝ている体位です。なぜ右側なのかというと、大体の人間が右利きであるため、この姿勢が最も自由がきくからとか。この姿勢は激しく求めあうというよりかは、お互いの愛を確かめ合える優しい姿勢です。

Congress of a cow

立ったまま出来る限り前かがみになり、指が自分のつま先に触れるあたりで彼に後ろから突き刺してもらう形です。彼に貴女の腰をしっかり持ってもらい、安定した状態を保ちましょう。奥まで当たるように自分からも腰を動かしてみて下さいね。

The Splitting of a bamboo

彼に自分の片足をまたがらせながら挿入してもらいまいょう。そしたら今度はまたがっていない方の脚を持ち上げ、パートナーの肩、または胸に置きましょう。深くまで挿入出来る上、安定感のある体位です。

The swing

彼にベッドに横になってもらい、後ろから彼の上に乗りましょう。そのまま後ろ向きで挿入します。これは角度を変えるとクリトリスを刺激できるほか、Gスポットにも当たりやすいので感度が良くなる姿勢でしょう。

The position of the wife of indra

正常位の状態で、女性が膝を胸に抱きかかえる形です。足裏を彼のお腹につけまししょう。カーマスートラはこの体位を、最も高い性交だと言ったそうです!騙されたと思って、いちどは試してみてはいかがでしょうか。

セックストイも活用してみよう

ここまで試してみても、思っていたような快感が得られませんでしたか?勇気を出して行ったのに悲しいし、悔しいですよね。しかしそんな人にお勧めしたいのが、セックストイに頼ること。

セックストイとはいわゆる大人の玩具で、快感を得るために研究が重ねられてきたものたち。人の手では決して再現できない振動や、刺激を与えてくれるアイテムです。

女性にとって快感を得るのは必ずしもオルガズムに達することではありません。しかし、オルガズムに達してみたいと思ってしまうのも当然の事。まずはオナニーでイク習慣を身に着けると、セックスでもイキやすくなるのですよ。

体位をいくつか試してみて、気持ち良くなれたという人でも、もっともっと知らない快感を得る事ができるかもしれません。ここではまず手軽に試せるローター、デンマ、バイブを紹介していこうと思います。

ローター

ローターとは小さな楕円形だったり、卵の様な形をしているアイテムです。クリトリスに当てる使い方が多く、中に入ってるモーターが激しく振動する事で刺激を与えます。値段が比較的たかくないこと、手のひらに収まるサイズで収納に困らない事などが初心者さんにオススメのポイントです。また、クリトリスを刺激する事で得るオルガズムの事を外イキと言ったりしますが、今まで気持ちいいと感じた事のなかった人でも外イキはしやすいんです。いつにも増して気持ちよさそうな貴女を彼は愛おしく思う事でしょう!

デンマ

デンマとは細いスティックに丸くて大きいゴムのヘッド部分が乗っている形が一般的なアイテムです。ゴムの中にはモーターが内蔵されており、振動を与えてくれます。こちらもクリトリスに当てて振動を与えるものですが、ローターとの大きな違いはその威力の強さです。元々は肩や腰を治療目的でほぐす家庭用マッサージャーだったため、サイズも大きくて強い振動のものが多いです。最近では手のひらに収まるサイズのもの等、様々な種類が販売されていますが、基本的にローターよりも刺激は強いと考えておいてください。

バイブ

バイブとは男性器の形をしたアイテムで、膣に挿入して使います。振動する以外にも、ピストン(上下運動)機能がついていたりスイング(回転運動)機能がついていたりと多岐にわたります。本物の男性器にそっくりの見た目のものから、一見セックストイとはわからない様なものまで販売されています。形も一本の棒から、同時にクリトリスを刺激できる様に二股になっているものなど好みに合わせて選べます。大きさも多種多様なので、自分にピッタリのものが見つかるでしょう。中イキを体験したことがなかった貴女も、できる様になるかもしれません!

まとめ

色々とお話してきましたが、セックスに最も大切なのは気持ちです。気持ちよくなる事ばかり気を取られ、愛情表現を怠らないように気を付けてくださいね。そしてどうかこの記事の中の体位をひとつずつでも、試してみてもらえたら嬉しいです。あなたのセックスライフがより良いものとなる様、応援しています!