セックストイに興味があるけれど、何から使えばいいのかわからない!そもそもどんな種類があるの?といった疑問をお持ちでしょうか。

セックストイの用途は幅広く、膣の外から当てて使うものを始めとし、挿入して使うもの、アナルに挿れるものまでと様々です。用途やシチュエーションに合わせて、うまく使い分けられたら良いですよね。

ここでは

・大人のおもちゃとは何ですか?
・大人のおもちゃの種類
・大人のおもちゃを使うのは普通ですか?
・大人のおもちゃの選び方
・大人のおもちゃで注意すべきことはなんですか?

にわけて詳しく紹介していきます。数多くのセックストイから、貴女に合ったものを選ぶお手伝いができたらなと思いますので、是非ご一読くださいね。

大人のおもちゃとは何ですか?

大人のおもちゃとは、セックスやマスターベーションの際に使用する、より快感を得やすくするためのアイテムを指します。その種類は多岐にわたり、使い方も様々です。

女性用の玩具ですと、バイブや電マ等は有名なので、よく聞くかもしれませんね。これらを上手に使うことで、オーガズムを感じやすくなるだけでなく、パートナーがいる方は新たな一面を発見し合い、マンネリ防止にもなるのです。

女性がひとりで使うものはもちろん、男性がひとりで使うもの、異性同士のカップルや同性同士のカップルが使うもの等、用途に合わせて選ぶことが出来ます。

それでは、セックストイにはどの様な種類があるのか一緒に見ていきましょう。

大人のおもちゃの種類

大人のおもちゃには多くの種類がありますが、ここでは

・アナルの玩具
・SM用玩具
・コックリング
・コンドーム
・ディルド
・オナホ
・デンマ
・ローション
・バイブレーター
・ラブドール

の10個について詳しく解説していこうと思います!

アナルの玩具

アナルとはお尻の穴の事で、玩具や男性器を挿入することをアナルプレイといいます。主要なアナル用のおもちゃにはボールの連なったアナルビーズを始め、振動により刺激を与えるアナルバイブ、男性器の形を模していたり、細長いスティック状だったりするアナルディルドがあります。

また、バットプラグという、名前の通りアナルに栓をする役割のアイテムは、穴の拡張にも持ってこいです。アナルは開発するのが難しそうなイメージがあると思いますが、順序通りに行えばそう難しくありません。

まずは指から慣らしていき、次はおもちゃ、そして最後に男性器へと順序を踏むのがベターです。指を挿入する際には専用の指サックを使用しましょう。この際、コンドームでも代用できます。

また、ローションも必須です。膣と違い濡れることがないので何も付けずに行うと傷つく可能性があります。滑りを良くし、挿入しやすくする効果もありますので、どうぞ使ってみて下さい。

SM用玩具

SMという言葉は、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?、サディズムとマゾヒズムの略で、簡単に説明するとサディズムとは、苦痛を与えたい側。マゾヒズムは与えられたい側ということになります。

手軽に手に入れられるおもちゃの種類にアイマスク・手錠・首輪等があります。アイマスクは相手の視界を完全に遮断できるので、攻める方は征服感を味うことができます。また、付けている方も見えない分敏感になっているので、ひとつひとつの動作が快感に変わります。

手錠は相手の動きを制限できるので、これまた征服欲が満たされるでしょう。付けられている側は身動きができないという事実に高揚感を得ることができます

首輪も、付けられている方は屈辱感を、付けている方は支配感を味わえます。お散歩プレイ、放置プレイなど様々なシーンで活用することができます。この様にアイマスクや手錠、首輪などの拘束する、される事に使うアイテムは痛みを伴わない精神的なプレイなので、気軽に始められるでしょう。

ところで貴女は自分がどちらなのか、自覚していますか?普段のセックスでなんとなく相手を管理することに喜びを見出す人はサディストの気質がありますし、何かを強いられる、与えられることにより喜びを得る人はマゾヒスト気質でしょう。

かと言って、初めから厳密に自分はどちらかだと決める必要はないです。プレイ内容によって変えるのも良し、気分で入れ替わってもいいんです。そして様々なプレイを試す中で、自分がどちらなのか確信を得られると思います。

この様に自分がどちらなのかわからないという人はもちろん、確実に自分がどちらかわかっている人も初めから難易度が高いプレイに挑戦するのではなく、徐々にレベル上げをしていきましょう

コックリング

こちらは初めて耳にする人も多いのではないでしょうか?コックリングとは男性のペニスにつける輪っかのことをいい、陰嚢につけることもあります。血流を一時的にとめることで勃ちをよくさせたり、長い時間プレイをするために用いられることが多いです。

付ける場所によって効果も変わってくるのですが、よほど深刻でない限りは根元に付けるのがおすすめです。彼が早漏で困っている、サイズアップして欲しい!という人は是非おねだりしてみてください。

勃起の目的以外にもファッション用、SM行為用など用途により種類が分かれていますので、それぞれの要望に合ったものを選びましょう。

コンドーム

コンドーム、皆様には既にお馴染みのアイテムですよね。ペニスの上から被せて使用する避妊具の事を言います。

望まない妊娠を避ける目的だけでなく、性感染症の防止にも必要不可欠ですので、詳しくなるに越したことはありません。ラテックス性のゴムやポリウレタンの薄膜、イソプレンラバーという素材でできたものが主流ですのでそれぞれのメリット・デメリットについてお話します。

ラテックス性は最も主流な素材で、厚さも商品により0.12~0.03mmと幅広くサイズ展開が豊富です。ゴムの臭いがすること、人によってはアレルギー反応や性交痛を起こすことがあります。

ポリウレタンは非常に薄いラインナップが多く、感覚も伝わりやすいです。匂いや、アレルギー反応を起こすこともありません。ただ伸縮性が低いこと、馴染みにくいことに加え値段も高めに設定されています。

イソプレンラバーは伸縮性がよく、サイズ展開が豊富で着けやすいです。また馴染みやすく匂いもないという優れもの。唯一の難点は、店頭にないこと。現時点でネットしか入手手段がなく、値段も比較的お高めです。

また、素材だけでなく機能にも注目してみましょう。コンドームには温感、冷感機能のついたものから香りや味付き、ジェルのついているものまでありとても優秀です。

膣が濡れにくい人は温感機能やジェルの付いたもの、オーラルセックスが苦痛な人には味付きなど、補助的な役割にもなります。

ゴムは自分、相手ともに好みが分かれると思うので、合致点を探すのが楽しいですよ。個人的には、柔らかくて薄ければいいというわけでもありません。沢山試してお気に入りを見つけましょう。

ディルド

ディルドとは、男性器を模した梁型のことを言います。吸盤がついているものが多いので、壁や床に固定して騎乗位や後背位の練習をすることもできます。

これから紹介するバイブやローターに比べハードルが高い、と思う人も多いかと思います。しかしディルドは前述のふたつに比べても比較的安価で手に入れることができ、非常に幅広い用途で使えるアイテムです。

見た目や触った感覚も、本物に寄せたものが多くでており、オナニーをする際に中イキの自己開発をするにはうってつけのアイテムです。

あまりにリアルだと持っているのが恥ずかしい人のため、最近だとかわいらしい色をしたものや、一見ディルドとは分からないアイテムも沢山でているので、自分好みのものを是非見つけてみてください。

また、ハーネス付きのものは女性が男性器の代わりとして使用するペニスバンドとしても使うことができます。レズビアンカップルや、女性に攻められたい男性のニーズにも大いに答えることができるでしょう。

オナホ

オナホールは女性器を形どったおもちゃの事を言い、男性がペニスを挿入し快感を得るアイテムです。女性にとっては少し馴染みのない言葉かもしれませんね。

しかし普通のセックスに飽きてきたカップルには、オナホを使って女性が射精を促すオナホセックスというものもあります。少しマイナーではありますが、もしも彼が望んだ時の為、簡単にでも頭に入れておいてくださいね。

オナホールは女性器を完全に再現した様なものから、フェラチオされている感覚が味わえる口を再現したものまで種類は様々。また、必ずしも再利用するのではなく使い捨てのカップタイプやポケットタイプもあり、これらは比較的安値で手に入れることができます。

また驚きなのが、疑似セックスを味わえてしまう電動タイプまで存在していること。しかし当たり前ですが生身ではない分、自然に濡れることはないため使用の際に必ずローションが必要になります。

より生身の人間に近づけるために湯せんで温めたり、ローションを冷感機能のものにし刺激を増したりと組み合わせによって無限大です。女性が使ってあげる場合は前戯で使用したり、フェラチオと交互に行ってみたりと興奮を煽りましょう。

デンマ

デンマは女性にとって最も身近なおもちゃといっても過言ではないでしょう。スティック状の棒に、モーターの入った丸いヘッドがついている形が主流です。

振動により刺激を与えるアイテムで、主にクリトリスへの刺激に使うものですが、性器全体や恥骨に当ててオルガズムを感じる人も居ます。

本来は家庭用や医療用として使われているものであったため、サイズも刺激も大きいです。そのためまずは弱い振動を下着の上から当ててみて、徐々に強い振動にレベルアップするのがおすすめです。

ヘッド部分に装着し挿入できるものもあり、幅広い用途に対応できます。また、オナニーはもちろんセックスの際の前戯でパートナーとも一緒に使いやすいアイテムでしょう。

コード式が最も強い振動を出すことができますが、使える範囲が限られるため、持ち運びに便利な電池式、USB充電のものもあります。振動の強さや、パターン、サイズ感などを加味して自分に合ったアイテムを見つけましょう。

ローション

ローションは使った事がある人もいるかもしれませんね。ぬるぬるとした液体で、主に挿入時に使用するもの。挿入がスムーズに行える様になったり、摩擦を軽減させる効果があります。自然な湿潤が難しい場合にはお助けアイテムとなるでしょう。

愛撫の効果を高めるだけでなく、おもちゃを使う際にもあった方がいいので、ひとつ持っていても損はありません。

ローションは主にウォーターベース、オイルベース、シリコンベースの3つに分かれます。成分ごとに特徴が変わってくるので、用途で使い分ける事がお勧めです。

オイル製のものはゴム製コンドームを溶かしてしまいますし、シリコン製のものはシリコン製のトイを変形させてしまいます。初心者には全ての用途に安心して使えるウォーターベースがおすすめ。

更にセックス時の挿入に使用する際には、挿入専用のローションを使うのがいいでしょう。それぞれの特徴を理解して、安全にローションを選びましょう!

バイブレーター

バイブは主に男性器を模したセックストイのことを言い、膣へ挿入し振動により快感を与えるアイテムです。ディルドと違い振動するため、ピストン(上下運動)のできる機能のものや、スイング(回転運動)機能がついているものもあります。

基本的には男性器の形をしたものが多いですが、ディルド同様、最近ではスタイリッシュな見た目のものも増えてきたので、昔ほど敷居は高くないでしょう。

いわゆる中イキに特化したバイブ等もあり、挿入した時点でGスポットに当たるものだと開発にも最適です。オナニーの際はもちろん、セックスの際にパートナーと使う事もできるのでとても便利なアイテムになります。

また、バイブレーターの種類の中にはエッグバイブレーターというものもあり、小さな卵型が特徴。こちらは内蔵されているモーターが回転することで振動を与えるアイテムで、クリトリスへの刺激に最適です。

サイズが小さいため振動も控え目で、値段も安価なのでおもちゃデビューには特にいいかもしれませんね。

ラブドール

ラブドールというと、女性は全く馴染みのない人が多いでしょう。主に男性が性的な目的で楽しむための、実物の女性に近い人形のことを言います。

ダッチワイフとは少し異なり、より本物の女性に近づけられたものをいいます。そのため擬似セックスの目的だけでなく、本当のパートナーの様に優しく扱う人も多いです。現代の技術では本物と見分けがつかないほどリアルな見た目や、質感のものが多くあるんですよ。

値段も安いものから高いものまでピンキリで、100万円を超えるものも存在するのです。今後、目にする機会があるかはわかりませんが、こういうアイテムもあるのだと記憶の片隅に置いてみてください。

大人のおもちゃを使うのは普通ですか?

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?もしも気になるアイテムがあったなら、どうか勇気をだして新たな世界へ踏み出してみて欲しいところ。自分が何を目的として気になるのか、どんなものが合っているのか、なんとなく理解して頂けていたら嬉しいです。

ただ、もしかしたらおもちゃを使うなんて、というネガティブな気持ちを持っている人も居るかもしれません。しかし、女性が大人のおもちゃを使うのは至って普通のことであり、むしろ健全な選択だと言えます。

性欲は人間の三大欲求のうちのひとつであり、健康であれば誰しもが抱くものです。そしてそれを正しく解消するためのおもちゃなのです。

そして性感帯というものは、自分で開発しないとなかなか感じる様にはなりません。セックスでより感じる様になるためにも、オナニーの際に自己開発する事は大切なのです。

大人のおもちゃの選び方

それではここからはどんなものから始めればいいのか、選び方のポイントについてお話していこうかと思います。ポイントは3つ

・値段で選ぶ
・機能面で選ぶ
・素材で選ぶ

です。じっくり吟味して自分にぴったりの大人のおもちゃと出会いましょう。

値段で選ぶ

まず気になるのは、お値段ではないでしょうか?実はおもちゃは何も高いものを買う必要はないのです!

確かに、高いおもちゃの方が機能がいいものは多いかもしれません。しかしおもちゃには何よりも相性が大切なのです。自分の開発したい場所、好きな角度や刺激、アイテムの大きさなどを踏まえ、最初から高いものを購入してしまうと合わなかった時がよりショックではありませんか?

まずは安くても、初心者向きのものから試しましょう。そして自分のツボを掴んできた頃には、高くて合いそうなものを選べる様になっているはずです!

機能面で選ぶ

快感を得るためのおもちゃですので、機能面で選ぶのは当然のことですよね。例えばクリトリスを刺激したい人だったらエッグバイブレーターかデンマが良いですし、膣内を刺激したい人だったらディルドかバイブレーターがいいでしょう。

その中から、段階的に振動が選べるものが欲しいのか、優しい刺激のものがいいのか。自分はどこにどの様にして使いたいのか?を意識して選ぶ様にしましょう!

素材で選ぶ

素材選びもまた、重要なポイントです。特におもちゃデビューの人だったら、柔らかい素材のものから始めましょう。

おもちゃにはアイテムによってガラスや鉄など、様々な素材が使われています。それらの異物感は上級者にとってはとても気持ちがいいものですが、初めのうちは痛みや怪我に繋がるため危険でもあります。

柔らかい素材の方が、快感も得やすいと思いますので、まずはシリコン製やエラストマー製と書かれているものを選びましょう。

大人のおもちゃで注意すべきことはなんですか?

正しく使えば素晴らしいおもちゃですが、注意点もあります。性器という非常に敏感な場所に使うため、取り扱いは慎重に行わなければなりません。

菌の繁殖を防ぐため、使用後は必ずすぐ洗浄しましょう。保管の際も他の物に触れない様、風通しのいい場所で清潔に保ってください。

また、挿入するアイテムは使用時に必ずコンドームを使用しましょう。怪我に繋がらない様に円滑に挿入するため、ローションが必要な場合もあります。

最後に、挿入するアイテムの場合は小さいものから試す様にして欲しいです。自分が挿入できると思うよりもワンサイズ小さいものだと安心です。痛みを感じたり、気持ち良くなれないとせっかくのおもちゃデビューが悲しいものになってしまいますよね。小さすぎるかな?くらいのものを最初は選ぶのがベターです。

おもちゃは正しく扱えば、決して危険はありませんので、購入時は説明書を必ず読み、基礎的な知識を頭に入れておきましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?貴女が大人のおもちゃを使う事に対し、前向きな気持ちになってくれていたら嬉しいです。

オナニーにおいても、セックスの際でも、おもちゃをつかうのと使わないのでは全く違うものになります。今まで知らなかった快感を知るのはそれは幸せな体験です。使用するしないという事の、どちらが良い悪いではなく、バリエーションのひとつとして気軽におもちゃの選択肢を増やしてもらえるのが理想です。

大人のおもちゃを正しく安全に使用し、よりよい性生活を送っていってくださいね。