BDSMに興味があっても、何から始めたらいいのかわからない!という人は多いのではないでしょうか。BDSMには本格的なものだけでなく、初心者でも出来る様なソフトなプレイも多くあります。

軽く叩いてみたり、噛んでみたり等のすぐに始められるものから、ロープや手錠等の道具を使ってみるのもいいでしょう。ここでは

・BDSMって何?
・あなたがすぐにできる5つのソフトBDSM
・ツールを使った5つの本物のBDSM
・サディストとマゾヒスト
・まずは話し合うことが大切です
・そして精神的なつながりが重要です
・セーフワードは必須です!
・アフターケアも取り入れて下さい

の項目にわけてBDSMデビューに役立つ情報をお届けしていきます。是非ご一読ください。

BDSMって何?

そもそも、BDSMSMとは何かご存じですか?ざっくり言うと、性的嗜好の中で、嗜虐的性向をひとまとめにして表現された言葉です。

Bはボンテージ、捕らわれの身分のこと。Dはディシプリン、懲戒や体罰などのこと。Sはサディズム、加虐性向のこと。Mはマゾヒズム、被虐性向のことを言います。

そのため良く聞くサディストマゾヒストとは、BDSMの中のSMで加害性愛と被虐性愛の関係を指します。身体的に虐待したり、精神的な苦痛を与えたい人か、そうされたい人かという事ですね。

主人役(S)はトップ、奴隷役(M)はボトムといい、BDSMにおけるBD部分でも同じ呼び名をするんです。非常に確立された世界ですよね。

あなたがすぐにできる5つのソフトBDSM

SMプレイは特別な道具がなくても、身近にあるもので行う事ができます。興味はあるけれど、いきなり敷居の高いものはちょっとという人に向け、家にあるものや道具を使わないソフトなSMプレイを紹介していきます。

目隠し

目隠しは相手の視界をふさぎ、自分の動きにより相手を感じさせることができます。そのため相手に目隠しをしている方は征服感を味わえます。また、目隠しされている方も見えない分ひとつひとつの動きに敏感になるため、感度がばつぐんに上がります。

五感のうちの視覚がシャットアウトされるため、触覚が研ぎ澄まされるのです。どこを触られるかわからないハラハラ感はM気質のある人にぴったり。

まずは家の中にあるタオルをつかって目隠しプレイをしてみましょう。長めのバスタオルを目に当て、頭の後ろに回し結べばいいだけなので簡単。普段のセックスにもとりいれやすいので、SM初心者の人はまずここから試してみてください。

拘束

拘束は相手にされるがままの状態になれるため、M気質のある人にはたまらないでしょう。完全に自分の身を預け支配されている感覚を味わうことができます。そして拘束している方も、相手の自由を奪い無抵抗の状態が見れるため興奮します。

ネクタイなどを使って、手や足を縛られてみましょう。また、脚を広げた状態でベッドなどに括り付けるのもおすすめ。身動きがとれない状態で愛撫をされたりすると、M気質のある人は羞恥心から、いつもの何倍も感じることができますよ。

スパンキング

スパンキングとは、手や道具を使って相手を叩くことを言います。手や道具を使ってお尻などを叩くのが主流です。叩かれているという行為に興奮することができますし、痛みを快感に感じる様になります。また、痛みよりも音で興奮する方もいるので、よりいい音が出る叩き方を研究してもらいましょう。

AVなんかでよく、男性が後背位で挿入しながら女性のお尻を叩くことがありますが、これもかなりおすすめです。刺激を受ける度に膣が締まり男性側も快感を感じることが出来ます。

ロールプレイング

ロールプレイングとは、例えばご主人様と飼い犬などに自分たちを投影し、成りきるプレイの事をいいます。プレイ中に首輪をつけたり、鳴き声を出すのもいいかもしれません。ロールプレイングに慣れてくると、首輪をつけたままお散歩するなんてことも。

他にも女王様と奴隷や、先生と生徒など、主従関係さえ結ぶことができれば可能性は無限大です。あらゆるパターンを試し、自分たちの性癖に刺さる関係性を見つけてみるのもいいかもしれません。

噛む

噛みつきプレイは痛そうに思えるかもしれませんが、程よい力加減で行えば非常に興奮度が高まります。そこまで痛くない程度に、甘噛みから歯形がつくくらいの力で噛むのがおすすめ。

セックスの最中に首筋や耳、少し挑戦して乳首などを噛まれてみると背筋がぞくっとします。だんだん気持ちいいと感じられる様になってくると、身体のどこを噛まれても興奮できる様になるため、性感帯開発にもなります。

そしてパートナーの歯形が自分についていると、視覚的にも興奮できますよ。一石二鳥ですよね。

ツールを使った5つの本物のBDSM

ここからは道具を使ったほんの少し本格的なSMプレイについて紹介していきます。比較的メジャーであり、手に入れやすいものとして

・ロープ
・ニップルグッズ
・鞭
・ギャグボール
・手錠

があります。これらは痛みを感じるものではなく、精神的に辱めを与える、受けることができるアイテムなので、SMプレイ初心者でも取り入れやすいでしょう。

ロープ

ロープは本格的に拘束プレイを楽しみたいカップルにおすすめです。縛り方には幾通りの種類があるため深掘りすればするほどハマってしまう人が多いです。

もしも不器用で結べない、という人は元々拘束される形になっている拘束具や、跡が付かないテープで留める事ができる簡易的なボンテージロープもありますので、どうぞ見てみて下さいね。

ニップルグッズ

ニップルグッズは主に乳首を重点的に責めたい、責められたいという願望を持つカップルにおすすめ。また、視覚的にも興奮できるものが多いので持っておいて損はありません。

多少の痛みは伴いますので、それに興奮出来る人がいいでしょう。特に乳首を圧で吸い上げて肥大化させるニップルポンプは、乳首の開発にも大いに役立つため一石二鳥です。

鞭というと、急に敷居が上がった感じがしますよね。しかしここで紹介するにはバラ鞭という痛みが分散されるタイプ。一本鞭だと一点に衝撃が集まりますので強い痛みを感じますが、バラ鞭で軽く叩かれる分にはむしろ気持ちいいと感じる人が多いのではないでしょうか?

新たな性癖を知るためにも、挑戦してみてもいいかもしれませんね。まずはお尻を叩かれる事から始めましょう。

ギャグボール

ギャグボールとは別名口枷と言い、口を拘束するグッズになります。よく女王様と奴隷なんていう典型的なシーンで、奴隷の口が閉じない様に丸いボールを咥えさせられているシーンがありませんか?もし浮かぶなら、まさしくそのことです。

ギャグボールはただ口に挟むだけというお手軽さのある一方で、かなり恥ずかしい見た目になります。口が閉じられないため涎は垂れ流しになりますし、そもそも大口を開いている状態なので顔の状態に恥ずかしいと感じる人が多いでしょう。

しかしまさしくその状態こそがSMなのです。辱めを受けたい、羞恥プレイに興味があるといった人には簡単で非常におすすめなアイテムになります。

手錠

手錠は両手が不自由になる上、視覚的にかなり興奮へ繋がるアイテム。昨今だと可愛らしいピンクや装飾のついたものも多いので、相手の好みに合わせて選ぶことができます。そして代用品と違って外れてしまうという事がないので緊張感も変わります。

また、手錠は他のアイテムとの併用も可能なため万能です。手錠をそのままベッドに括りつけても良し。手錠で拘束されている間に上記のニップルグッズや鞭で刺激されるも良し。+αに役立ちますので、ひとつは持っていて損のないアイテムです。

サディストとマゾヒスト

ここまでお読み頂き、普段のセックスにも通ずるところがあると思いませんでしたか?相手が何をして欲しいのか、何をされたら嫌なのか。そしてこうしてあげたい、と思う心など。わたしたちはやんわりとでも日頃から、無意識にSMの役割を決めているのです。

マゾヒストは痛みを与えられることにより喜びを得ますし、サディストは相手への痛みを管理することに喜びを見出します。かと言って、初めから厳密にどちらかを決める必要はありません。プレイ内容によって変えても良いですし、気分で入れ替わってもいいでしょう。まずは意外と身近な世界なんだなという事が理解できればOKです。

そして様々なプレイを試す中で、自分はサディストなんだ、自分はマゾヒストなんだ、と気づけるといいでしょう!

まずは話し合うことが大切です

SMプレイと聞くと、多くの人がまず痛そうと思うかもしれません。しかしBDSMはただ痛い事をするというのは大きな誤解です!確かに、痛めつけたり痛めつけられたりして喜びを感じるというのもBDSMの特徴です。

しかしそれは双方の欲求に応えられている場合のみ。痛みを伴わない内容のプレイも沢山あります。SMプレイは両者の合意があって初めて成立するものですので、したくない事はしなくてもいいのです。

そのしたい、したくないのコミュニケーションを必ずパートナーと確認し、心にも身体にも安全で、心地よいBDSMプレイを行ってください。

そして精神的なつながりが重要です

トップとボトムは互いに奉仕の心がないと成り立ちません。むしろトップは相手のして欲しい事、嫌な事をいち早く察する必要があるため気遣いが必要なほど。そのため実は、何かをしてあげたいという精神の強い人がトップに向いています。無鉄砲に責めるのはSMではなくただの自己中心的な性行為です。

SMプレイの主導権や、責任を握るのはトップの役目です。自分のしたい事だけしていては主従関係は結べませんので、相手が何をされたいか?まで気を配れる人はトップに向いているでしょう。反対に、相手に何をして欲しいのか、何をされたくないのかと上手く発信できる人はボトムに向いているので、自分はどちらなのかを考える参考にしてみてくださいね。

セーフワードは必須です!

SMプレイを行う際に必ず気を付けて欲しいのが、セーフワードを設定する事。セーフワードとはいわゆる合言葉のことです。プレイ中、ボトムに何らかの異常が発生した場合は、中断の意思をトップに伝えなければなりませんよね。その際にあらかじめふたりで決めておいた合言葉がセーフワード。

最も一般的なセーフワードは、信号の色です。それらは覚えやすく、瞬時に口にする事ができるため世界中で使われています。赤が停止、黄色が減速、緑が継続になります。

あくまでもSMプレイとはトップとボトムの間に信頼関係がある事を前提としているので、ボトムがセーフワードを発した際はいついかなる時でも直ちに中断しなければいけません。その様に、安心安全に楽しむのがSMプレイなのです。

アフターケアも取り入れて下さい

BDSMで最も大切ともいえるのがこのアフターケアです。セックスをした後にお互いにコミュニケーションをとる姿勢を見せ、抱きしめること、キスをして欲しいです。そして相手に肯定的に、乾燥を述べ合いましょう。

プレイ中は屈辱的な言葉を発せられたり、罰を与えられたりするからこそ、それらはプレイの一環であり、本心ではないと言い合います。きちんと愛しているということを伝えてやっとBDSMプレイの完成です。

激しいプレイをしどんなに疲れていたとしても、すぐに寝ずアフターケアを意識的に行いましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。SMに興味はあったけど、手が出せなかったという人はこの機会にSMグッズにチャレンジしてみて欲しいです。踏み出した先にはそこには新しい世界が待ってます!

また、今まで興味がなかったけれど少し興味が湧いた、という人はどうかソフトSMから試してみてくださいね。自分の隠れた性癖に出会える事でしょう。

SMプレイは正しく行えば安全で、精神的に満たされる行為。カップルで行えばふたりの絆も深まります。よりよいセックスライフを送るため、是非この知識を有効活用していってくださいね。